アヒンサー・シルク
Amidori (アミドリ) アヒンサー・シルク
◇シルク(絹)はどのように造られるか
 
蚕(カイコ)は約35日間、桑の葉と共に体長約9cmになるまでコンテナの中で育てられる。
蚕は完全に大きくなったら、成虫の蛾になるために、中に閉じ籠る繭を作り始める。
 
しかし、蚕には成虫になる為の時間は与えられない。なぜなら成虫になり繭から出る時に、繭を壊しシルクの糸を台無しにしてしまうからだ。そのため、成虫になる前に蚕は熱湯に浸されるかガスによって殺されてしまう。
 
より多くのシルクを得る為に、遺伝子組み換えをされた蛾(蚕)が使用されているが、蛾として生き残ることはできない。シルクの生産と飼料として餌になる為だけに育てられ、使われている。
 
 
◇アヒンサー・シルク Ahimsa Silk
 
アヒンサーAhimsaとは、サンスクリット語からの由来で「非暴力」を意味する。アヒンサー・シルクとは、蛾(蚕)を傷つけたり殺すことなく造られたシルクを指す。
 
アヒンサー・シルクの生産では、蛾の生命のサイクルを尊重し、蚕が成長し、成虫として飛び立ったあとで、シルクを獲得する為の繭を拾う。
 
このように造られたアヒンサーシルクは、一般的なシルクに比べると、艶が劣ってしまう点があるが、ラグジュアリーブランドで採用される等注目もされている。しかし生産はほとんどされない為に、価格は高い。
 
 
 
シルクは天然繊維であり、環境を尊重し造られるのであれば、サステナブルな選択の1つと言えるだろう。しかし、見てきたようにエシカルな選択ではない。
 
アヒンサー・シルクは、サステナブルでもあり、生き物を尊重するエシカルな解決策でもある。
 
今現在アヒンサー・シルクだけが普及していくことはコストや生産量の点で難しいが、すべての生き物を尊重する点に価値を見いだすことが大切であり、将来的にそういったことに価値をおく新たな素材やプロセスを見つけていくことが重要だ。

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