Fashion Numbers
ファッション産業の問題 マイクロファイバー
Amidori (アミドリ) Fashion Numbers ファッション産業の問題 マイクロファイバー

環境を考えながらファッションを楽しむために「マイクロファイバー」


私たちが服を洗う度に、生地のものすごく小さいな繊維、「マイクロファイバー」が剥がれ、排水へと流れ出る。
それは非常に小さいため、洗濯機のフィルターからさらに、排水処理場でもすり抜け、川や海へと運ばれている。

マイクロファイバーはどんなところにでも行き着き、現在、どのようにしてそれを止めるのか策がないため、この種の環境汚染は非常に恐れられている。

マイクロファイバーの汚染は特に水、つまり動物や魚がその水の中を泳ぎ、飲み込み、また私たちの飲水や食べ物にまで及ぶ。

このように小さな繊維であるため、空中にも飛びやすく、私たち人の肺からも見つかっている。


この微小な繊維が、私たちの身体にどのように影響するかは、わかっていない。しかしマイクロファイバーの蓄積は、有害であるだろうと言われている。

この問題は、生分解性のない合成繊維にあると考えられている。つまり、生分解できずに自然の中に長い間留まり、積み重なっていくからだ。

イタリアのCNR[1] (centro nazionale ricerche) の最近の研究では、2つのことがわかった。

-この小さな繊維は、地中海に非常に多く散乱しており、また南極にまで拡がっていること。

-より多く散乱している繊維は、自然由来の繊維であること。79.5%…植物繊維(一番多いのはコットン)、12.3%…動物繊維(一番多いのはウール)、8.2%…合成繊維であった。


天然繊維はより速い生分解をするため、多いのは合成繊維だろうと考えられていたが、驚くことに、拡散しているマイクロファイバーは、合成繊維が一番多いものではなかった。(合成繊維ポリエステルは現在世界で一番使われている繊維です)


原因は、天然繊維ではあっても、加工や染織の際に、化学的な処理をされ、生分解性が少なくなるからと考えられているが、仮説の段階の為、より確かな研究をしていく必要がある。


また、ノースカロライナ州大学天然資源学部の別の研究[2]で、コットンと化学繊維のマイクロファイバーの生分解性を比べたところ、コットンは他の繊維に比べマイクロファイバーの発生が多いが、高い生分解性があることがわかった。(この実験には、染織等の加工のされていない繊維が使用された)


-水中でのマイクロファイバーの生分解率は、76%…コットン、60%…レーヨン、40%…ポリエステル50%とコットン50%の混紡、4%…ポリエステル であった。


マイクロファイバーの為の特殊なフィルターの研究もされているが、現在、マイクロファイバーに対する解決策はない。


いくつかの助言をするとしたら、こうだ。

・服の購入を減らし、購入する場合は生分解性を意識し、天然素材で、自然由来の加工や染織がされているものを選ぶ
・洗濯回数を減らし、低温での洗濯をする
・適切な量での洗濯をする(少なすぎない、詰めすぎない)
・洗濯時間や遠心速度を減らす
・マイクロファイバーの発生をできるだけ押さえるために、洗濯ネットを使う


あなたの地球を思う毎日の生活に、ぜひマイクロファイバーの影響や、生分解性の視点を取り入れてください。


皆で美しい地球を取り戻そう🌏🌈

 


出典:
[1] advances.sciencemag.org/content/6/23/eaay8493

[2] researchgate.net/publication/332789305_Microfibers

 

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